働きながら病気がちな母親と暮らすジョバンニに親友のカムパネルラはいつも親切だった。

星祭りの夜、町はずれの丘の上でふと気がつくと、ジョバンニはカムパネルラと一緒に汽車に乗って銀河鉄道を旅していた。

  「僕たちどこまでもどこまでも一緒に行こうね。」 

そうジョバンニが言ってふり返ると、カムパネルラはもうどこにも見えなかった。 

目を覚ましたジョバンニは、丘の上に寝ている自分に気づいた。とび起きて町へ下っていくと、橋の上には人がたくさん集まっていた。 

 「こどもが水に落ちたんですよ。」

カムパネルラは川に落ちたザネリを助けようとして飛び込み、もう浮かんではこなかった。

ジョバンニはカムパネルラが川面一杯に映っている銀河のどこかへ行ってしまったと思うほか無かった。

下のボタンを押すと作品を聞くことが出来ます。

(上演時間:13分)

原作(PDF)

青空文庫より

都立国立高校放送部 1972年6月作品 「銀河鉄道の夜」

脚色   西村 泰夫

MIX  中井 一成、室井 清、石田 聖実、石井 久夫、堂山 真一

キャスト カムパネルラ    文倉 裕子

     ジョバンニ     佐藤 理子

     ザネリ       樋口 明子

     少女        松田 裕美

     先生・天の声    盛生 真喜子

     カムパネルラの父  中井 一成

     駅員        堂山 真一

     車掌        室井 清

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このページのグラフィックスは「牛飼いとアイコンの部屋」の夜のアイコンから借用させていただきました。
大変きれいなグラフィックスをありがとうございました。
 

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